同じ商品を売るなら、できるだけ手元に多くお金が残るプラットフォームで売りたいですよね。
メルカリ・ラクマ・Yahoo!フリマ・Amazonはそれぞれ販売手数料・振込手数料・月額費用が異なるため、同じ価格で売っても手元に残る金額は変わります。
この記事では、4つの主要プラットフォームの手数料を一覧で比較し、同じ商品を売った場合の利益シミュレーションを交えて「どこで売ると一番お得か」を解説します。
手数料比較一覧表
まずは4つのプラットフォームの手数料を一覧で確認しましょう。
| 項目 | メルカリ | ラクマ | Yahoo!フリマ | Amazon |
|---|---|---|---|---|
| 販売手数料 | 10% | 4.5%〜10%(変動制※初期は10%) | 5% | 6%〜15%(カテゴリ別・段階制あり) |
| 振込手数料 | 200円 | 210円(楽天銀行1万円以上は無料) | 100円(PayPay/PayPay銀行は無料) | 無料 |
| 月額費用 | 無料 | 無料 | 無料 | 大口: 4,900円/月、小口: 100円/件 |
それぞれのプラットフォームについて、詳しく見ていきましょう。
各プラットフォームの手数料詳細
メルカリ
メルカリの販売手数料は10%固定です。シンプルでわかりやすい反面、他のプラットフォームと比べるとやや高めの設定です。
- 販売手数料: 販売価格の10%
- 振込手数料: 一律200円(売上金をメルペイ残高のまま利用すれば振込不要で手数料もかかりません)
- 月額費用: 無料
メルカリの最大の強みは利用者数の多さです。国内最大のフリマアプリであるため、出品すれば多くのユーザーの目に触れやすく、売れやすいというメリットがあります。手数料は高めでも、売れるスピードを考えると総合的な効率は悪くありません。
メルカリの送料や梱包費を含めた利益計算の詳しい方法は、メルカリの利益計算方法を徹底解説で紹介しています。
ラクマ(楽天ラクマ)
ラクマの販売手数料は変動制で、直近の販売実績に応じて最低4.5%まで下がる仕組みです。かつては一律6.6%でしたが、2023年8月に変動制に改定されました。
販売手数料の変動条件(判定期間: 前月26日〜当月25日):
| 販売手数料率 | 判定期間の販売回数 | 判定期間の販売金額 |
|---|---|---|
| 10% | 3回以下 | または5,000円未満 |
| 9% | 4回以上 | かつ5,000円以上 |
| 8% | 6回以上 | かつ1万円以上 |
| 7% | 8回以上 | かつ3万円以上 |
| 6% | 10回以上 | かつ5万円以上 |
| 4.5% | 10回以上 | かつ10万円以上 |
注意点として、判定は毎月リセットされます。 初期状態(実績なし)では手数料率は10%で、メルカリと同率です。継続的にたくさん売る人ほどお得になる仕組みですが、販売が少ない月は手数料率が上がるため、安定した販売量が必要です。
- 振込手数料: 210円(楽天銀行かつ1万円以上で無料)
- 月額費用: 無料
Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)
Yahoo!フリマは2023年11月に「PayPayフリマ」から名称変更されたサービスです。販売手数料は5%固定で、主要フリマアプリの中では最安値水準です。
- 販売手数料: 販売価格の5%
- 振込手数料: PayPay残高受取・PayPay銀行は無料、その他の銀行は100円
- 月額費用: 無料
- 初回出品特典: 初めて出品して売れた商品は手数料無料(特典内容は変更される場合があります)
手数料の安さに加えて、PayPayとの連携が強みです。売上金をPayPay残高で受け取れば振込手数料もかからないため、PayPayユーザーにとってはトータルコストが最も低くなるプラットフォームです。
Amazon
Amazonの販売手数料はカテゴリ別で、多くのカテゴリでは価格帯に応じた段階制が採用されています。
主なカテゴリの販売手数料:
| カテゴリ | 販売手数料 |
|---|---|
| 家電・カメラ | 8% |
| おもちゃ・ホビー | 10% |
| 本 | 15% |
| 服&ファッション小物 | ¥2,500未満: 8%、¥2,500以上は¥3,000以下: 12%・超える部分: 8% |
| シューズ&バッグ | ¥7,500以下: 12%、超える部分: 6% |
| ジュエリー | ¥10,000以下: 10%、超える部分: 6% |
ファッション・バッグ・ジュエリーなどは段階制で、売上金額のうち一定額以下の部分と超える部分で手数料率が異なります。高単価になるほど実効手数料率が下がる仕組みです。なお、多くのカテゴリで¥750以下の低価格商品には5%の割引料率が適用されます。
メディア商品(本・CD・DVDなど)にはカテゴリー成約料が追加されます。本は1点あたり80円、CD・DVDは1点あたり140円です。
- 月額費用: 大口出品は4,900円(税別)/月、小口出品は1商品あたり100円
- 振込手数料: 無料(14日サイクルで自動振込)
- FBA(フルフィルメント by Amazon)利用時: 配送代行手数料(小型222〜288円、標準252〜532円、大型523〜1,690円。¥1,000以下の商品は割引あり)+在庫保管手数料が別途かかります
なお、2026年4月1日より販売手数料の改定が予定されています。 販売価格750円超の商品は全カテゴリで+0.4%引き上げとなります。メディア(本・DVD・ミュージック等)・TVゲームなど一部カテゴリは販売価格にかかわらず+0.4%が適用されます。
Amazonは大口出品の月額費用がかかるものの、圧倒的な集客力があり、FBAを活用すれば梱包・発送・カスタマー対応まで任せられるため、大量出品する場合の運用効率は高いです。
Amazonで販売する場合は在庫管理が特に重要です。FBA利用時は在庫保管手数料もかかるため、適切な在庫コントロールが利益を左右します。在庫管理のコツについては、せどり初心者が失敗しがちな在庫管理のコツで詳しく解説しています。
利益シミュレーション
同じ商品を各プラットフォームで売った場合、手元にいくら残るかをシミュレーションしてみましょう。
例1: 本を1,000円で販売(低単価)
| プラットフォーム | 計算内訳 | 手取り額 |
|---|---|---|
| メルカリ | 1,000 − 100(10%) | 900円 |
| ラクマ(初期10%) | 1,000 − 100(10%) | 900円 |
| Yahoo!フリマ | 1,000 − 50(5%) | 950円 |
| Amazon(小口) | 1,000 − 150(15%) − 80(カテゴリー成約料) − 100(小口出品手数料) | 670円 |
低単価の本では、Yahoo!フリマが最もお得です。Amazonは販売手数料15%に加えてカテゴリー成約料と小口出品手数料がかかるため、手取りが大きく減ります。
例2: ブランドバッグを15,000円で販売(高単価)
| プラットフォーム | 計算内訳 | 手取り額 |
|---|---|---|
| メルカリ | 15,000 − 1,500(10%) | 13,500円 |
| ラクマ(初期10%) | 15,000 − 1,500(10%) | 13,500円 |
| ラクマ(最安4.5%) | 15,000 − 675(4.5%) | 14,325円 |
| Yahoo!フリマ | 15,000 − 750(5%) | 14,250円 |
| Amazon(大口/バッグ段階制) | 15,000 − 1,350(¥7,500×12%+¥7,500×6%) | 13,650円(月額費用別途) |
高単価商品では、ラクマの最安手数料率4.5%が最もお得です。ただしラクマで4.5%を維持するには月10回以上・10万円以上の販売実績が必要です。安定した手数料の安さではYahoo!フリマの5%が魅力的です。Amazonはバッグカテゴリの段階制手数料により、高単価になるほど実効手数料率が下がります(この例では実効約9%)。
例3: ハンドメイドアクセサリーを2,500円で販売(中価格帯)
| プラットフォーム | 計算内訳 | 手取り額 |
|---|---|---|
| メルカリ | 2,500 − 250(10%) | 2,250円 |
| ラクマ(初期10%) | 2,500 − 250(10%) | 2,250円 |
| Yahoo!フリマ | 2,500 − 125(5%) | 2,375円 |
| Amazon(大口/ジュエリー10%) | 2,500 − 250(¥10,000以下は10%) | 2,250円(月額費用別途) |
中価格帯のジュエリーカテゴリでは、Amazonの段階制手数料(¥10,000以下は10%)のおかげでメルカリ・ラクマと同水準の手取りになります。Yahoo!フリマの5%はやはり最安です。
例4: 振込手数料を含めた比較(例1の本1,000円をベースに)
実際に銀行口座で現金を受け取る場合は、振込手数料も考慮が必要です。
| プラットフォーム・受取方法 | 手取り額 |
|---|---|
| メルカリ(銀行振込) | 700円 |
| メルカリ(メルペイ残高で利用) | 900円 |
| ラクマ(初期10%・楽天銀行・1万円未満) | 690円 |
| Yahoo!フリマ(PayPay受取) | 950円 |
| Yahoo!フリマ(銀行振込) | 850円 |
| Amazon | 670円 |
振込手数料まで含めると、Yahoo!フリマでPayPay受取にするのが最も手元に残ります。メルカリもメルペイを活用すれば振込手数料を回避できます。
※シミュレーションは販売手数料(例4は振込手数料を含む)のみの比較です。送料・梱包費・仕入れ原価は含んでいません。 メルカリでの送料・梱包費を含めた詳しい利益計算は、メルカリの利益計算方法を徹底解説をご覧ください。
プラットフォーム選びのポイント
手数料だけでなく、商品特性や販売スタイルに合わせてプラットフォームを選ぶことが大切です。
- 売れやすさ重視 → メルカリ(利用者数最多で、出品すれば売れやすい)
- 手数料の安さ重視 → Yahoo!フリマ(5%固定で安定してお得)
- 継続的に多く売る → ラクマ(変動制で最安4.5%まで下がる)
- 新品・大量出品 → Amazon(集客力+FBAで運用効率化)
- 複数プラットフォーム併用 → 商品特性に応じて使い分けるのがベスト
実際には、1つのプラットフォームに絞るよりも商品に合わせて使い分けるのがおすすめです。たとえば、小型で低単価な商品はYahoo!フリマ、利用者数の多さで早く売りたい商品はメルカリ、新品を大量に扱うならAmazonといった使い分けが考えられます。
複数プラットフォームの売上管理を効率化しよう
複数のプラットフォームで販売すると、それぞれの売上・手数料・利益を別々に管理する必要があり、手間が増えます。「結局どこで売るのが一番利益が出ているのか」を把握するのも難しくなりがちです。
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- 各プラットフォームの売上を一画面で管理: メルカリ・ラクマ・Yahoo!フリマ・Amazonなど、販路ごとの売上を一覧で確認
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※本記事の手数料情報は2026年3月時点のものです。手数料は各サービスにより変更される場合があります。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。